# 日本の世帯所得分布の実態(2024年 厚生労働省発表) | 所得階級 | 世帯構成比 | 累積比率 | 現在の立ち位置(世間体とのギャップ) | | :--- | :---: | :---: | :--- | | **1,000万円以上** | **12.1%** | 100% | 上位1割のエリート層。平均を大きく押し上げる。 | | **800 〜 1,000万円** | 6.4% | 87.9% | 上位約2割。共働き世帯の増加でここに届く層が増加。 | | **600 〜 800万円** | 10.5% | 81.5% | かつての「標準的な中流」だが、今は上位3割に入る。 | | **500 〜 600万円** | 8.2% | 71.0% | **【平均値 536万円】** 付近。6割以上がここより下。 | | **400 〜 500万円** | 10.3% | 62.8% | **【中央値 410万円】** 付近。ここが本当の「真ん中」。 | | **300 〜 400万円** | 13.1% | 52.5% | 日本で最も世帯数が多い「ボリュームゾーン」の一つ。 | | **200 〜 300万円** | 14.4% | 39.4% | 単身者や高齢者世帯を含めた、もう一つのボリュームゾーン。 | | **100 〜 200万円** | 14.4% | 25.0% | 非正規雇用や年金生活者が中心。 | | **100万円未満** | 10.6% | 10.6% | 生活保護基準や困窮層を含む。 | --- ### 🔍 統計が示す3つの「不都合な真実」 1. **「平均」は全く普通ではない** - 平均所得(536万円)以下の世帯は **61.9%**。 - 1,000万円超の層(12%)が平均を大きく引き上げており、一般的な感覚よりも平均値が高く出ている。 2. **本当の「普通」は年収400万円** - 中央値(全世帯を並べて真ん中の順位)は **410万円**。 - 「中流=年収600万円」というイメージを持つと、実態の半分以上の人との乖離が起きる。 3. **「生活が苦しい」が約6割** - 所得額の増減に関わらず、物価高の影響などで「生活が苦しい」と答えた世帯は **58.9%**。 - かつての「中流」という言葉が持つ「余裕」は、統計上では上位3割程度にしか残っていない。 --- ### 📍 結論:現在の「中流」の所在 現在の日本において、所得分布の「真ん中の山」は **200万〜500万円** の間に集中しています。 私たちが「中流」と呼んでいた **500万〜800万円** の層は、今や「上位3〜4割」の準富裕層に近い立ち位置へとシフトしてしまっています。